『トラップ』を観る。アフガニスタンとおぼしき荒野に戦地派遣されているフランスの部隊が交戦状態となり、壊滅の憂き目にあった生き残りが地雷を踏んでその場から動けなくなるという閉鎖状況もののスリラー。まず、フランス軍の部隊というところが珍しいのだけれど、大作どころか低予算のつくりなので派手な装備があるわけではない。
どうやら主人公の抱えているらしい屈託がクライマックスに向けて明らかになるのが趣向で、しかし特にびっくりするような仕掛けがあるわけではないけれど、何しろ78分という比較的にコンパクトな尺で余分なところがあまりないのでそれほど悪くない。