『ヒルズ・ハブ・アイズ』を観る。以前、TSUTAYA DISCASを利用していた時に、近日レンタル開始となっていたこのシリーズが、貸出前に取り扱い中止となり結局、観ることはなかったのを思い出したけれど、もとはウェス=クレイヴンの70年代の映画のリメイクで、ゼロ年代にリメイクしようということ自体、見識を疑われようという内容ではある。核実験の跡地に迷い込んだ旅行者が残留放射能によって遺伝的影響を受けた集団に襲われるという話であれば。
本作のオープニングタイトルには核実験の実際の映像が使われているけれど、枯葉剤の被害者の写真を引用していることが当時、問題になったという話でいろいろとどうかというシロモノなのである。監督はフランスのアレクサンドル=アジャだけれど、あまり悩んでもいないみたい。
話の方はロクでもないし、犬を見捨てて逃げようという登場人物にだって同情のしようがない。