『ブラック・ハッカー』を観る。イライジャ=ウッドが演じるストーカー気質のブロガーが、コンピューターとネットワークを自在に操る何ものかの陰謀に嵌っていろいろと大変な目にあう。イライジャ=ウッドも最近はこんな映画に出ているのかという感じのB級映画。ワルモノの脅迫にあって心ならずも悪事に手を染めていくという展開はサスペンスではよくあるものだが、コンピューターを絡めたところが目新しいとして、ありがちな万能ハッカーが登場するうえ、かなりナンセンスな展開なのでちょっと呆れ返る。よくもこんな話を作ったとその厨二心に感心しなければならないのかも知れないとすら思ったものだが、妙なものを観てしまったという悔恨もないわけではない。