昨日の大きな揺れは、翌日になってマグニチュードと震源の深さが訂正され、大きさは下方修正となったものの観測史上の記録を塗り替える深発地震となったわけだが、ディザスター映画愛好家の視点からすると深さ670km付近、ちょうど上部マントルと下部マントルの境目が震源という今回の発表には不気味な符合が見えて落ち着かない。
コールドプルームが内部マントルの下方に向かって下りていく運動がこれを引き起こしたのだとすれば、反流としてホットプルームが浮上をはじめるというのが世の道理で、更なる地殻変動があっても驚かない。
思えば2006年版『日本沈没』ではメガリスの落下を切り離してめでたしめでたしという能天気な筋書きとなっていたが、それが逆作用としてスーパーホットプルームの大表出をもたらし大量絶滅につながるというのが続編の展開となるだろう。