スティーグ=ラーソンの『ミレニアム』三部作の他者による続編が売れているというので、その『The Girl in the Spider’s Web』を買おうかと悩んでいる。というのも、作品の大ヒットを見ずして亡くなった作者が第4作の素稿を残していたものの、正式な婚姻関係がなかったために遺産相続から締め出されたパートナーと遺族の間でこれを巡って揉め事が起きているという話を読んだことがあったからである。己が小市民的正義感は作品の体となっていないドラフトの出版に反対していた元パートナーの判断に傾いているからして。
Wikiを読んだところでは、今回の続編というのはそのあたりとは無関係なものらしいけれど、いずれ(強欲という印象のある)版権継承者が絡んでいないはずはなく、”exaggerated and cartoonish features of the series”という評も、さもありなんというわけでどうしたものか。