『ラン・オールナイト』を観る。リーアム=ニーソンが相変わらず最強オヤジを演じているのだけれど、当人は既に63歳を過ぎている勘定で、いったいどういうニーズに基づくものなのかはよくわからない。ラン・オールナイトといわれたところで少し走るのも辛そうである。今回はマフィアの殺し屋としての過去をもつ設定で、抱えているのも娘ではなく息子との相克なので、ちょいとトーンは異なり少し暗めとはいえ、子供助けて奮闘するという、例のパターンの変奏であるには違いない。
ニック=ノルティが叔父の役でほんのワンシーンだけ出演しているが、こちらは老境にあって以前にない味が出ているみたいで印象に残る。