京都の平熱 鷲田清一の『京都の平熱』は京都好きの必読書と言ってよいと思うけれど、206番のバス路線に沿って話をすすめる体裁のこのエッセイの表紙はバス後部から車内を写した写真が使われていて、なかなかに味わいがある装丁なので京都でバスに乗るとつい同じような構図の写真を撮ってしまう。 この趣味は当方に限ったことではなく、Flickrで京都のタグがついた写真を眺めていると類似の写真に出くわすことが多く、このまちのストーリーというのはかくの如くして作られていく。 共有:TwitterPrint