中東の人質事件の顛末を受けて、本邦の首相は当件の償いを必ずさせるという発言をしていて、こうした文脈では聞いたことのない言葉だから大層、面食らう。償うためには誤りを認めることが前提となるが、そもそも狂信的確信犯に誤りを認めさせるためには制圧が必要なわけで、そうした言外を踏まえれば自衛隊による邦人救出プロトコルの検討さえ、もしかしたら本気なのである。一方、結局のところ実際には有言不実行が慣わしであれば、極端に派手な言説によって言葉はいよいよ軽くなっていく。
中東の人質事件の顛末を受けて、本邦の首相は当件の償いを必ずさせるという発言をしていて、こうした文脈では聞いたことのない言葉だから大層、面食らう。償うためには誤りを認めることが前提となるが、そもそも狂信的確信犯に誤りを認めさせるためには制圧が必要なわけで、そうした言外を踏まえれば自衛隊による邦人救出プロトコルの検討さえ、もしかしたら本気なのである。一方、結局のところ実際には有言不実行が慣わしであれば、極端に派手な言説によって言葉はいよいよ軽くなっていく。