『大脱出』を観る。スタローンとシュワルツェネッガーが今さら本格的に共演したということで少し話題になっていたけれど、正直言ってあまり興味はなかった本作だが、さすがにそれなりにお金はかかっているみたいだし、娯楽作品としては十分、楽しめる。それ以上を求めるのは筋違いというものであろう。
ただし、この程度の脱獄は『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』だったら20分で済ませているところである。
脚本のほうは二人の絡みに何かとそれらしいセリフを言わせたいという意図が透けているわけだが、今さらそんなことで喜ぶファンがいるのか微妙なところ。かつてとは違って、好感度でいえば圧倒的にスタローンが上というのが定めであり、役回り自体にもそれは表れている。
ふたりとも年甲斐もなくアクションに取り組んでいるけれど、体型がいきなり崩れるシーンがあったりして、そろそろ限界というところではあるまいか。