連休の土曜日、岡谷のイルフ童画館で催されていた島田ゆか原画展に出かけたのである。バムケロの絵本が登場してから20年の節目というのが謳い文句の展示で、そう言われれば20歳の娘を持つ身としては、ちょうど子育て時期にバムケロの絵本の刊行をリアルタイムで追っていたので思い入れもそれなりにあったりする。2011年に暫くぶりのシリーズ最新刊が出ていたことを知って、これを売店で買い求めたりするほどには。
アクリル絵の具で描かれた原画は、その筆使いがわかる厚みがあり、ほぼ原寸大であのヤメピも描き込まれていることを知ってその精緻な仕事ぶりに改めて感嘆したのである。