超高速!参勤交代

『超高速!参勤交代』を観る。佐々木蔵之介が弱小藩の藩主の役という時代劇コメディで、ライト感の漂うタイトルではあるけれど、内容のほうも屈託のないものでニヤニヤしながら観るにはいい感じ。悪い老中が松平信祝で、こちらを陣内孝則がねちっこく演じており、完全なフィクションにみえる湯長谷藩の主人公、内藤政醇も実は実在の人物というのはいったいその必要があったのかと思う内容だけれど。史実の内藤政醇は享年31歳ということだから、今の佐々木蔵之介よりもだいぶ歳下ということになる。そうはいっても、考証が気になるような話ではないのだけれど、上書きされる前の歴史というのが気になる性質である。

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