というわけでiPad Pro本体よりおよそ一週間の遅れでApple Pencilが到着する。そのパッケージは例によってスマートで精密なアップル風で、説明書きなどという野暮なものはないわけだけれど、Pencilはまず本体に突き刺してペアリングをするということぐらいは明記しておいて欲しいと思ったのである。あれあれ動かないと試行錯誤すること二、三分。その動作といえば、もちろん謹製である以上、凡百のスタイラスペンとは格が違う。ガラスの厚みに起因するペン先と描画面の微妙なズレはあるにして、その反応はいよいよ紙とペンに近いものになってきたのではあるまいか。