CHF

SNBの突然の政策変更によってスイスフランが暴騰というニュースがTwitterにも流れてきて、ついつい阿鼻叫喚の反応を眺め、基本的な趣味の悪さを露呈してしまうわけだが、為替介入もさることながら、根底にあるのはそれによって防衛するはずだった自国の輸出産業の最終需要不足であり、つまりはあれこれ考えると間尺が合わなくなったという判断もそこにはあったはずなので、いろいろ考えると来るべきECBの緩和以外にも既に到来した危機はあるに違いない。そのことは無論、本邦において無関係ということはないはずである。