しあわせはどこにある

『しあわせはどこにある』を観る。サイモン=ペッグが幸福をリサーチするために旅に出た精神科医を演じているロードムービーで、よくよく考えるとそれほど深い話ではないけれど英国から中国、アフリカ、ロスと続く旅にはそれなりの起伏が用意されているし、出演陣も豪華で飽きない。全体のトーンとしては『LIFE!』を彷彿とさせるところがあるのだけれど、あちらほど手の込んだフィクションでもなく、シンプルな男女の横糸が入ったシンプルな自分探しの旅で楽しめる。サイモン=ペッグはだいたいこういう役が合っていると思うのである。

上田城址