『それでも、やっぱりパパが好き！』を観る。マーク=ラファロが演じる主人公が、双極性障害、いわゆる躁鬱病を抱えつつ娘二人を育てるという話。ほぼ監督自身の体験に基づいており、長女のアメリアを演じているのがその監督マヤ=フォーブスの実の娘だというからかなり気合の入った自伝なのである。その名前が示す通り、フォーブスの一族ということになるみたいだけれど、どんな人生の苦労もどうやらさほど違いはないみたい。劇的なエピソードはあまりないけれど、その子役がなかなか立派な役者だし、マーク=ラファロが達者な役者であるということもよくわかるので、ドラマとしては上質な印象がある。