ちはやふる 下の句

『ちはやふる 下の句』を観る。レイトショーの劇場の入りは10名未満というところだが、ほぼ『上の句』を鑑賞済みの人たちだと思えば当地では多いほうではなかろうか。それよりも、ほとんどが女性の二人組というところが目をひいて、野村周平や真剣佑というよりはむしろ在原業平狙いではないかと思わせる年齢層でもあり、この世界の深みに戦慄する。
第二部も引き続いて王道の展開である。何より松岡茉優演じる若宮詩暢である。登場から強い印象を残し、あらゆる感情を内包可能な笑みをいくつかの文脈で観ることができるのだけれど、いつしかそれを心待ちにしながら物語を追うことになる。

はい!海はないけど夢はあるー。埼玉在住アイドル、入間しおりです!今日も東武東上線に乗って、げんきいーっぱい。よろしくおねがいしまーす

松岡茉優といえばGMT入間しおりだったのも今日まで。実際のところ。
ハイスピード撮影の面白さもさることながら、武術と同じく、型と姿勢の美しさというのは映像に向いている。上下で一応の完結を見せつつ、綿谷新こと真剣佑のかるたでの見せ場がなかったことを踏まえれば制作が決まったという続編にも期待が膨らむというものである。

八ヶ岳