ウソはホントの恋のはじまり

ジャスティン=ロングも結構、いい年になってきたと思うけれど、まだまだ恋愛ものもいけるというわけで、恋した女性のFacebookをみて彼女の趣味に合う人間になろうと奮闘する売れてない小説家の役。ぎりぎり健気でかわいい。このひと、ドリュー=バリモアやアマンダ=サイフリッドと交際してましたけどね。
ヒロインはエヴェン=レイチェル・ウッドで、正統派のハリウッド美人の雰囲気だけど、最近はめずらしいタイプ。脚本に弟のクリスチャン=ロングの名前がクレジットされていてジャスティン=ロング本人も入っており、キャストはわりあい豪華で、セレブな仲間うちで制作された映画なんじゃないかという気がする。
話は基本的に予定調和のうちにあって意外性はなく、めずらしく邦題がそのまま中身を示している感じだけど、カメラの動きがときどき独特で、ちょっと寄りすぎなんじゃないかというくらい寄ることがあって、それが面白いカットになっていたりする。表現としてはロマンスの基本に忠実。