エベレスト

『エベレスト』を観る。1996年、エベレストで9人の死者を出した大量遭難事故を題材にした映画。すでにいろいろな著作で語られている山岳史上の事件だが、 公開時は3D上映がウリとなっており、つまり高所恐怖症的には悪趣味というほかない。しかし、ベテランの役者が多く出演してドラマも書き込まれており、状況は概ね誠実に説明されているみたい。何れにしても、膨大なリソースを費やして登頂を目指す気持ちというのは、ちょっとわからないけれど。登山隊を率いたロブ=ホールの娘サラもまた15歳でキリマンジャロに登頂しているという話なので、もちろんこちらには到底、理解できない世界があるに違いない。