『グリーン・インフェルノ』を観る。かつて食人族を題材にした映画が流行ったことがあるけれど、それを21世紀的に翻案しようという趣向の作品で、監督は『ホステル』のひとなのでいろいろえげつない。環境保護の活動家が奥地で酷い目にあうという筋書きはステレオタイプというべきだし、描写は『ホステル』的に容赦がないので大方はうんざりということになるのではあるまいか。ペルー政府は怒ったほうがいいし、もしかしたらそれなりに問題化しているかもしれない。それでいて最初から続編が想定されているという厚かましさである。いやはや。