スター・ウォーズ/フォースの覚醒

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観る。もちろんエピソード4から6までは観ているにして、2とか3あたりはカバーしていない中途半端な観客ではあるけれど、懐かしい顔が次々出てくるのでそれだけで結構、楽しめる。紛れもない『スターウォーズ』であるものの、J・J=エイブラムスの『スタートレック』を想起させるレイアウトの雰囲気もあって、作家性というのはやはりあるものだと思ったことである。
ハリソン=フォードはともかく、キャリー=フィッシャーとマーク=ハミルのインパクトは強烈で、6歳の子供が実際に大人にまでの12年間を描いた『6才のボクが、大人になるまで』の実験的な試みを軽く上回る。何しろ、文字通り年季が違う。
存在感で言えばハリソン=フォードの映画だけれど、キャラクターはどれも立っていて、そのあたりはさすがだし、何であれミレニアムファルコンの空中戦を奢ってあるのは、わかっていると言わざるをえない。

田