『ダイバージェントNEO』を観る。『ハンガー・ゲーム』『メイズ・ランナー』あたりと並び、さかのぼると『ザ・ギヴァー』と同じ類型に属する話で特に代わり映えがするというわけではなく、こうした映画が量産される社会的、文化的背景とは何なのかという疑問が生じるほどだけれど、結構な費用が投じられていて映像としては作り込まれたものになっている。しかし退屈。ヒロインのシェイリーン=ウッドリーは典型的な選ばれしティーンエイジャーの役回りで鬱陶しいことこの上なく、というわけで、あまり楽しくない。マギー・Qの出番がほとんどないのも不満だけれど、ケイト=ウィンスレットに悪役をやらせているあたりが数少ない見どころで、完結となるはずの次作ではどうなることやら。