プリデスティネーション

『プリデスティネーション』を観る。ハインラインの短編を原作としたタイムトラベルもので、イーサン=ホークが主演。とはいえ、孤児が語る奇妙な半生が全編の半分を占め、これを演じるサラ=スヌークの存在感が基調となっていて、その仕事ぶりが全てといっても過言ではない。この人はオーストラリア出身で、たまたま昨日観た『ファイナル・アワーズ』にも出演しており、イカレた女の人を演じていてちょっと怖いのだけれど、かなり達者な役者で今後も活躍していきそうな感じ。
古典SF的に自由なストーリーなので、パラドックスにも頓着なしということではあるけれど、そこに古典SF的な面白さがあって悪くない。原作の面白さをかなり引き出しているのではあるまいか。

snow