『幕が上がる』を観る。黒木華、素晴らしい。ファンにならざるを得ないというか、こっちも全国を目指したくなりました、先生。
そしてエンドロールにかけて、緞帳が上がっていくクライマックスにかかる『走れ!』はZではないももいろクローバー時代からの名曲で、何かと行き届いている。
平田オリザの原作小説は未読だが、徹頭徹尾、演劇についての映画であり、ロマンスどころか男子生徒すら登場しないのはさすがだし、脚本もよく構築されている。演じることの恍惚と不安ともに我にありとばかり、これを演じきったももクロの5人も素晴らしく、邦画の期待水準をかなり越えているというべきではないか。