ジャパンディスプレイがいわゆる構造改革を行うというニュースそのものはいいとして、シャープとの統合を模索してきたが頓挫したために生き残りをかけて収益性の改善を図るという解説がまことしやかに付け加えられている報道には、それはお前の推測かと問わざるを得ない。大規模なリストラである以上、検討はそれなりの時間をかけて行われてきたはずであり、だとすれば直近の業界の動きが経営判断に与える影響は限定的であろう。そもそもJDLがシャープとの事業統合を検討していたというのは、どこまで信用できる話なのか。経産省あたりの願望を代弁しているように見えてしょうがないのである。