引き続き『真田丸』をみている。あいかわらずコミカルなところが好きだけれど、細川ガラシャや、後に26聖人のひとりとして処刑されるフランシスコ吉らしき人物が登場したりと歴史の無残が顔を覗かせているあたりがまたよい。もちろん、キャラクター中心のドラマであれば描き方には何の不満もないのだけれど、このぶんだと慶長の役もほとんど言及されることはなさそうだ。加藤清正と石田三成の確執という題材はほぼスルーされているけれど、つまりその背景にある朝鮮出兵を扱うのがタブーということになっているのではあるまいかと邪推している。