脳内ポイズンベリー 『脳内ポイズンベリー』を観る。原作のマンガは未読。どういう仕掛けの話か知らなかったものだから、真木よう子の得体の知れない能面のような感じの演技プランはどうかと思ったのだけれど、『インサイドヘッド』みたいな脳内会議が感情部分を担当するという趣向でコメディパートは滅法、面白い。なかなかよろしいのではなかろうか。監督は『キサラギ』の佐藤祐市で、なるほどと思ったことである。「あんたのどこを向いているんだかわからない前向きなんて、みんなもうコリゴリなんだよ」と叫ぶ吉田羊には実に奥行きがあって素晴らしい。 共有:TwitterPrint