『舞妓はレディ』を観る。周防正行監督が京都の花街を舞台につくった『マイ・フェア・レディ』で、もちろんパートミュージカルの仕立てになっている。今を時めく上白石萌音がイライザ、長谷川博己がヒギンズ教授という2014年の映画だけど、このイライザが「鹿児島弁と津軽弁のバイリンガル」というあたりから妙にオモロいし、ハセヒロの奇人キャラも立っている。「京都の雨は主に盆地に降る」
大編成のキャスト陣に田畑智子や濱田岳が出演しているあたりも嬉しいけれど、やはり上白石萌音の映画で、既にして豊富なキャリアを感じさせるあたりはやはり大物であろう。