引き続きタスクの海に溺れそうになっているけれど、20時過ぎ、何の躊躇いもなく軽やかに職場を抜けて『マツコ』からの『逃げ恥』第5話。まだまだ修羅場は続くとはいえ、火曜日に息継ぎをすればこそ、辿り着く土曜日もある。
それはともかく、『マツコ』の後半はゾンビの話だったけれど、珍しく最後までゲストのキュレーターと波長が合わない感じで、この人でもそんなことがあるのかと意外に思ったり。であれば我々凡人に性の合わない人間がいても仕方がないことではないか。
肝心の『逃げ恥』第5話は、毎週火曜日はハグの日はともかく、後半は原作外のエピソードを積み重ねていく展開で、ちょっと意外だったのでどきどきする。この感じは『エヴァ』劇場版が、オリジナルに基づく予想を徐々に逸脱していくのに似ているではないか。ヤシオリ作戦のくだりも『シンゴジ』を知れば2倍美味しい仕掛けで、斯界の人間にはたまらない。
演出はこれまでとはだいぶ違う味付けで、全体の構成上は折り返しの一話という印象。とにかく引き続き次週が楽しみなのは間違いない。