特番で『マツコ』がとんでも、もちろん時間前から待機して『逃げ恥』をみる。日常から始まる第6話、冒頭5分で神回じゃないかと思ったのだけれど、予想を超える密度で最後まで。互いが内面を語りつつ、ラストシーンに収斂していくドラマのつくりは凡百の長編映画に勝る。何なの、この『君の名は。』
原作をひきながら、時にはこれを妄想の中に閉じ込めて絶妙な調理をしているシーンもいいけれど、ドラマオリジナルの断片がまたよくて、演出のキレがこれを十分に活かしている。鏡に書いた五七五って、発想としてすごくないですか。
役者が最高なのはいうまでもなく。ここまで積み重ねてきての「気づいただけだよ」は全編のヤマ場になるのではないか。