OmniにGraphSketcherというソフトがあって、画期的な使い勝手だと感動して即座にライセンスを買い求め使っていたのだが、いつの頃からかオープンソース化されて商品としてはディスコンになってしまったのである。加工を前提としてグラフを描くソフトというのはありそうあまりないので、これを大層、重宝していたのだが、世間でも重要と認識してくれるかといえば話は別。Lively Logicという類似ソフトの出来がいいので困ることはないのだけれど、こちらも更新が止まりそうな気配があって一抹の不安は残る。
ニッチ分野とはいえ、一定の需要はあるはずだというわけでAppStoreで検索してみたのだけれど、どうやらGraphSketcherそのもののデッドコピーが幾つかあって、これを販売するのはあからさまにライセンスの規約違反だと思うのだけれど、いったいどうなっているのか。オープン化の結果としてイノベーションが駆逐された事例と認識したのだが、この経済原理にもやや興味がある。