『ku:nel』のリニューアルがえらく不評だと聞いて、わざわざAmazonのレビューを確認するのも相当ヒマと言わなければならないが、☆ひとつの圧倒的な偏差はある意味で見ものであり、この強烈な拒絶反応は何なのかを考えるのは楽しい。
淀川編集長による今回のリニューアルは、そのターゲットをかつてのオリーブ少女に絞ったものだという話だけれど、かつて『ku:nel』を好み、最近では『暮しの手帖』を定期的に読んでいるこちらのような例には敷居が高い。
「食う、寝る暮らし」のコンセプトがいつの間にかサブカルチャーに寄っていったのが、小洒落た名前の為すところだったとすると『暮しの手帖』はその名前により孤高を保つであろう。