macOS Sierraはリリース直後に導入しているのだけれど、最近はiOSでだいたいが足りてしまうこともあって、しばし放ったらかしとなっており、ようやく環境を整える。あわせてAnniversary Updateを保留していたWindows10もアップデートしてみたのだけれど、パッチを当てる作業にやたらと時間がかかるあたりは一向に改善されていないので、意気を挫くこと甚だしい。
Sierraの方はといえばデスクトップでSiriを使う習慣はまだないのだけれど、全体に安定していて好感がもてる。いちばん良くなっているのはiTunesのStoreで、誘導が多様化しているのは伝わって、何処に向かったらいいか分からない印象は後退している。とはいえリコメンデーションの安直さは相変わらずで、このあたりをみると『アルゴリズムが世界を変える』という言説は、ビックデータ技術の革新にもかかわらず、現時点ではまだテクノロジーの実態が追いついていないという気がしなくもない。