ならずもの

問題すら認めないまま辞任の防衛大臣が厚かましくも離任式を辞退することなく、風通しが云々と寝惚けたあいさつをしたという話にこの上、立腹すること自体、腹立たしいが、送る方からは「辞退すると思った」というコメントも出て、あらゆる規範と良識を貶めて恥じないあの一派の厚顔を重ねて憂う。開き直りを常として、最早ただのならずものと選ぶところないこの者どもが作ってしまった先例を排して、燻んではいるけれど幾分でもましな正常化を実現出来るとして、いったいこれからどれほどの夜を越えなければならないのか。