ぼくたちは上手にゆっくりできない REALCOFFEEが映画まで作っていたとは知らなかったのだけれど、舞城王太郎のほか乙一と桜井亜美がそれぞれ脚本を書き監督をした短編の連作映画で尺は都合105分ある。コーヒーを共通のテーマにしつつ不穏な雰囲気を共有しているのが特徴で、しかし各々の方向はだいぶ異なる。いちばん気に入ったのは舞城王太郎のやつで、徹頭徹尾、違和感の振幅が次第に大きくなっていく会話劇から立ち上がってくる居心地の悪さは舞城王太郎っぽくていいけど、もうエヴァみたいなオチはやめたほうがいいのではないか。 共有:TwitterPrint