何しろ空の広い土地のことだから、見上げれば夜間飛行の赤い衝突防止灯を点滅させながら遠い地を目指す旅客機を見ることもあるし、山梨方面に帰投するヘリコプターを低高度に目撃することもあるのだけれど、この休みの日の午後、耳にした回転音は只事ではない重低音でどんな機材が飛行しているのかと思ったのだけれど、実体は視認できずにいた。
翌朝の新聞に、かのオスプレイが蓼科から原村あたりを飛行したという話が載ったので、さもありなんという感じだけど、いやはや、その音は我が家の上空近くを横切ったと思うのである。
遠く、対岸の火事と思っていれば、にわかに我が身に降りかかる火の粉となる。このことはやはり肝に銘じておかなければならない、いうまでもなく。