『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を観る。前作のテンションをそのまま引き継いだように賑やかなオープニングで、ちびグルートがとにかくかわいいのでそれだけでも幸せになれる。前回のおっとりとした性格は幼少期らしい短気と癇癪に置き換えられて、それがエンディングでは青年期の倦怠と反抗になるのも楽しい。アイ・アム・グルート。
このVol.2では前作にわずかに残っていた謎をほとんどキレイに片付けて、むしろA面に対するB面のようになっているけれど、数え切れないほどのマーベル要素が詰め込まれていて、話は縦横に広がっていく感じ。このトリビアを拾い切ることができる人間はかなりのマニアに違いないが、ジェームズ=ガン監督の仕事ぶりは徹底しており、マーベルの映画のなかでも異質の完成度というべきではあるまいか。