『グッドモーニングショー』を観る。モーニングショーの生放送中、キャスターが立てこもり事件の現場で犯人と対面することになる。フジテレビの制作で君塚良一の脚本・監督作品であれば、めざましテレビの現場というのはだいたいこんな感じなのではあるまいかという興味はあるにして、ストーリーそのものはそのリアリティに乗っかっただけの印象があってキレ味はイマイチ。必然的にテレビとは何かという問いが重要になるわけだけれどその回答を真面目に考えているように見えない。ラスト10分のグダグダはどうだ。似た状況では近作に『マネーモンスター』という作品があったけれど、もちろんエンターテイメントとしても格が違う。