講談社学術文庫の『興亡の世界史 ケルトの水脈』を読んでいる。何しろ文明が滅びる話が好きなので、このシリーズは好物揃いといってよい。キリスト教のひときわ強い影響の向こうに透ける固有文化の影は興味深く、人類があとの千年を生き延びたとして現在を振り返れば、グローバリズムの強烈な影響にかき消されつつ、土着の僅かな痕跡はやはり窺えることであろう。
講談社学術文庫の『興亡の世界史 ケルトの水脈』を読んでいる。何しろ文明が滅びる話が好きなので、このシリーズは好物揃いといってよい。キリスト教のひときわ強い影響の向こうに透ける固有文化の影は興味深く、人類があとの千年を生き延びたとして現在を振り返れば、グローバリズムの強烈な影響にかき消されつつ、土着の僅かな痕跡はやはり窺えることであろう。