『コウノドリ』(2017)の最終話をみる。結局のところ10月期のドラマで最後までみたのはこれだけで、去年の『逃げ恥』の熱狂を考えると少し寂しい年末だけれど、むしろ2016年が特別な巡り合わせの年であったので致し方ないというべきである。
佐々木蔵之介が再び登場してシーズンを総括し、2015年版のラストを踏襲するように四宮先生の笑顔で締めるという展開で既にして長寿番組の風格があるけれど、おそらくこれで完結ということであろう。以前あったBABYの正体に関わる文脈というのは結局のところ重要ではなく、シリーズの構成としては今回の方がだいぶ洗練されていたようである。