『サバイバー』を観る。ミラ=ジョヴォヴィッチがテロリストの不正入国に関わる陰謀に気づいて追われる破目になる外交官、ピアース=ブロスナンがウォッチメーカーが通り名の殺し屋で、冷酷な役回りを楽しそうに演じている。まずはビザ発行に関わる陰謀から始まる話だし、舞台がロンドンということもあって英国スパイもの風の展開かと思いきや、クライマックスはニューヨークに話が飛んで、きっちりハリウッドっぽい感じになっている。何しろ悪役が墜死するというお約束まで外していない。ディラン=マクダーモットが主人公をサポートする上司の役で、このひとの醸し出す雰囲気はちょっと好きである。