『スプリット』を観る。M=ナイト・シャマラン監督の映画は好きなので劇場に行けばよいのだけれど、気がつくと公開が終わっていることも多いので、ネタバレに注意しつつDVDを待つことになる。この作品にもいかにも仕掛けがありそうな気配が漂っているのだけれど、事前情報を回避するスキルを駆使したおかげで新鮮に楽しむことができたみたい。キャストの確認も避けていたので、結末のアレにはやはりニヤリとしたものである。
映画としては、いかにもシャマランという語り口であり、今回は久しぶりに監督本人の出演もあってそれだけでも楽しいというべきだが、見どころは何と言ってもジェームズ=マカヴォイの万華鏡のような演じ分けでなかなかすごい。
実は大いにネタを割っているのはシャマラン自身のTweetらしいのだけれど、本作には続編があって、個性をみせていたアニヤ=テイラー・ジョイの出演も決まっているということなので、ちょっと楽しみ。