『プロジェクト・アルマナック』を観る。ホラーに始まりサスペンス、怪獣、エイリアン、ゾンビとの相性は悪くないことがわかっているファウンド・フッテージ・スタイルの映画だけれど、タイムトラベルを扱うとなると語り口は圧倒的に難しいはずである。だがしかし、過去の映像に自分を見つけるところから始まりストーリーの流れはスムーズで、ジュブナイルっぽい雰囲気もよく出ていて悪くない。父親の遺した図面をもとにタイムマシンを作ってしまう高校生が、かなり浅はかな感じで時間遡行を楽しむくだりが見どころで、マイケル=ベイが製作に入っている映画らしくサービス精神満載のつくり。細かく伏線を回収していく因果応報の王道ストーリーはなかなかよくできている。