『ライフ』を観る。ジェイク=ギレンホールが主人公の軌道もの。ISSを舞台にしたモンスター映画で、火星で採取された生命体が生存をかけて人間を襲う。近未来の設定で『ゼロ・グラビティ』風にリアリティのある宇宙ステーションでの活動が見どころだけれど、クリオネっぽいエイリアンは生き残りの切実さが希薄で愛嬌がない。国際宇宙ステーションであるからには役者も多様でライアン=レイノルズと真田広之も出演しているけれど、物語の背骨は大作にあらず B級映画のそれで、大向こうにウケるとも思えない結末もそれほど嫌いではない。