毒喰らわば皿までというわけでもないけれど、新しく始まったドラマで少し興味を惹かれたものはチェックしていて『悪党たちは千里を走る』と同じ枠での『レンタルの恋』もみてしまう。深夜で30分の番組だから正味では20分と少しの尺なので、いろいろハンデはあるにして、温水洋一が経営するデート風俗でNo.1を指名し時間延長をしたら高額な請求を受けたと要約するほかない粗筋がまずすごいし、今どき若者のクリスマスぼっちを動機として展開する物語もかなり珍しい。それ以上に、剛力彩芽がエヴァのコスプレをするというその実、エヴァンゲリヲン初号機の着ぐるみで街を闊歩し咆哮すらするという斜め上の内容に置いてけぼりを食らった格好。さすがに、ちょっとかわいそうというものではあるまいか。
この話でも横浜フィルムコミッションが活躍していて、局を問わずあらゆる物語の舞台となっているみなとみらいの懐の深さはかなり侮れない。