『僕だけがいない街』を観る。原作の漫画は未読。石田ゆり子が主人公を演じる藤原竜也の年若い母親の役で、これが至高。有村架純も『ひよっこ』とは全く異なる演技で幅を見せている。味の素のCMで明るい娘を演じてる子役の鈴木梨央が虐待を受けている女の子の役で、その仕事には感服するけどそれだけに重い。いうまでもなく、藤原竜也への関心は薄い。
サスペンスとしてはそれなりによく出来ているけれど、結末近くにおける過去から現在への連結には辻褄のあっていないところがあって腑に落ちない。いや、だいたい、この結末はいったいどうなのか。こうなったのはいかなる事情によるものなのであろうか。