『心霊ドクターと消された記憶』を観る。エイドリアン=ブロディが子供を亡くしたショックから立ち直りきれていない精神分析医という設定から物語は始まる。トラウマに苛まれ過去の記憶を遡るうち幼少期に起きた列車転覆事件の真相が明らかになっていく。
パラノーマルな事象が続いて自分が煉獄にいることに気づくというパターンのストーリーがよくあって、基本的に脈絡が希薄なのでこれもそうかと思わせつつ、しかし話の落としどころはミステリーでいうWho did it?の基本的な文法に従って理に落ちていく印象があって悪くない。だがしかし、前半と後半ではまるで別ものというのも如何なものか。