TVerで『東京タラレバ娘』を見始めたのだけれど、まず『逃げ恥』と同じみなとみらいグランドセントラルタワーが舞台になっているところで持っていかれてしまう。しかし、ロケ地の確保というのも、なかなか大変なのであろう。
30過ぎまでタラレバ言って女子会を重ねているうち、鱈の白子とレバーが話しかけてくる幻覚を見るに至った吉高由里子が、世間的な恋愛と結婚の呪縛に囚われてのたうっているところ、坂口健太郎に「大人は自分で立て」とダメ出しされる話と書けば壮絶だけれど、これがなかなか面白いし、吉高由里子もちょっといい感じ。
『逃げ恥』の登場人物がそうは言っても軽々と越えていたレベルの呪縛に足を取られているあたりから始まるので、先行きはちょっと長い感じだけれど、これもまた当たり前を越えていく話になるのだろうから、似ているのは『KISS』連載というばかりではない。しかしながら、30代という設定の三人組を全員20代でキャスティングするあたり、思想的にはちょっとした危なっかしさがあって、今後の吉凶は予想がつかず、経過観察が必要。
どうでもいいことだけど、星野源の左利きは自明として、新垣結衣は左利きを矯正して右も使えるようになっているという分析をしており、吉高由里子が左利きなのをみて、芸能界における左利き分布に関心が高まっている。