そうはいっても他よりマシで何より星占いがないという基準により出勤準備のテレビはNHKということになっていて、しかし「おはビズ」と称するどうでもいい経済情報で尺を埋め始めたあたりからは、ついにジャーナリズムたることを外形的にも放棄したと見做して、大して期待もしていなかったのである。その低い期待値に照らしても、連日の力士暴行問題の扱いは度を越しているとさらに嘆息せざるを得ず、加計問題を中心とする国会の話題には触れもしないので腹立ちも倍加する。中の人間はせめて自分を恥じていると信じたいが、どうだろう。