『高台家の人々』を観る。『シン・ゴジラ』を劇場に観にいったときに何度か予告編を観たけれど、前半はその予告そのまま、しかし後半は妙に深刻な展開で笑いどころも少なく、悪しき映画化の手法に従っている感があってどうしたものか。この類いの葛藤はお約束として、その引っ張り方はいただけない。クライマックスでやにわに自転車を漕ぎ始めたのもイヤマテという感じで驚いたし、いろいろと破綻しているのは覆い隠しようもないけれど、綾瀬はるかに罪はなく、原作も未読だけれどちょっと違う内容なのではあるまいか。『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』での斎藤工のイケメンキャラが好きで、こちらは結構そのまま。