『逃げるは恥だが役に立つ』のドラマ初回が放映されたのが1年前の10月11日というわけで、もちろん基本的に忠実なファンであれば怒涛の昨年末を回顧しつつDVDで第1話を反芻する。言うまでもなく、これもまた神回というに相応しい面白さで、野木亜紀子の脚本は密度高くストーリーが螺旋を描くように美しく着地し、金子文紀監督の演出も冴えわたって、もちろん役者がよく、オープニングとサントラ、エンディングの音楽が三通りに素晴らしいというのであればそもそも死角が存在せず、こちらとしても何度みたかわからないくらいだけれど飽きない。